むし歯・歯肉炎予防
お口の中の主な病気は、むし歯と歯周炎です!
さあ、どうやったら予防できるでしょう。主な下人は“歯垢”と呼ばれる歯の表面にこびりつく“むし歯菌の塊”です。うがいだけでは絶対に落とせません。
当院では予防プログラムの中で「顕微鏡」で実際にみて頂き注意点を共有し、お子さんそれぞれ成長に合わせた磨くポイントをきめ細かく、ていねいな指導を心がけています。
予防プログラム
当院独自の予防プログラムテキストを使い、お子さんのお口の成長・状況により歯ブラシ選びや補助用具(フロスやワンポイントブラシ)やフッ素の使用などもとても大切です。
また歯磨き指導だけではなく、食事や飲み物の種類・摂り方を、お子様の将来を見据えた予防を保護者の方と一緒に考えていきたいと思っています。
むし歯の原因となりがちな甘いものを”甘いから食べたり飲んだりはダメ!”ではなくどうやって与えればよいかを一緒に考えていくのも当院の仕事だと思っています。
PMTC
歯を、磨かないとむし歯になる事はみなさんが知っている事実です。食べかすが歯の表面に残るだけではなく、そこには食べかすを餌にして頑丈になった細菌(バイオフィルム)の膜を作ります。この汚れの細菌の膜は、家庭での歯磨きではキレイに剥がしきれません。むし歯、歯肉炎の原因となります。
そこで、歯科医院では「専用のブラシ、研磨剤」を使って磨き残しが多い歯と歯の間、歯肉の境目、溝までクリーニングします。定期的に行うことにより、自宅での歯磨きに比べ”70倍“もむし歯になりにくいというデータもありとても有効です。
シーラント
保険診療で奥歯の溝からのむし歯予防率No.1!!
削らないから怖くない!
特殊なプラスティックの一種なので、欠けたり、摩耗もします。
定期的検診は必要です。
フッ素
生えて間もない歯は特にエナメル質が弱いのでフッ素により、歯の歯質を強くする為に毎日のホームケア(フッ素洗口・ホームジェル)とクリニックでのプロケア(PMTC:研磨剤を用いての歯面清掃後、濃度の高いフッ素塗布)が大切です。
バリアコート
6歳臼歯が生えてきたら・・・
生えたての6歳臼歯はとてもむし歯になりやすいのですが、シーラントはまだ出来ません。一時的にフッ素配合のコーティング剤で予防します。
完全に生えたら・・・
より強固なシーラントへ置き換えます。
顕微鏡でお口の中の菌を見てみよう
お口の中にはむし歯菌や歯周病菌がたくさんいます。
それぞれの菌の特徴や、生活の中で健康なお口環境を作るために、気をつけていただきたいポイントなどを一緒にご紹介します。
最も強力なむし歯菌"ミュータンス菌”は勝手に伝染るわけではなく、お子さまを取り巻く身近な家族、周囲の方の『だ液』から伝染る感染症なのです。
感染を防ぐには家族や周囲のみんながきちんとケアすること! 身近な人たちが意識してケアし菌が減れば、感染のリスクも減るんです。
患児のお口からプラーク(歯垢)を採取し、位相差顕微鏡を用いて生きたままの菌をすぐに見る事が出来ます。
お口に潜むむし歯や歯肉炎の菌などの量、種類、動きなどを見てお口の健康状態を知り、歯の状況と照らし合わせて予防、治療のアプローチ決定の参考として大いに役立ちます。
染め出し
お口の中の汚れは歯に似た色をしているので一見綺麗に見えても染め出すと意外と汚れていたり、、、。
どこが汚れているか見えるようになると、歯ブラシが当たりにくいところがわかったり、お子さま自身が磨く際、どこに歯ブラシを当てればいいか、どれくらいの力で何回擦れば汚れが落ちるのか、気づきのきっかけにもなります。
仕上げ磨き
仕上げ磨き、実は小学校4〜5年生まで必要なことをご存知でしたか?
お子さま任せにしてから、むし歯発見!も少なくないのです。
当院では実際にお子さまのお口の中をお母さまお父さまに磨いて頂くこともございます。