お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その17 お口のストレッチ"あいうべ体操"!の凄いパワー
歯科衛生士の徳武です。
コロナによりマスクが欠かせくなってしまった今、マスクの中で口で呼吸しているお子さんが大変増えてきています。
今回は、クリニックでも行っているお口のトレーニングについてお話させていただきます。
口呼吸はズバリ、体を弱らせる"イエローカード"なのです!
口呼吸の問題とは・・
- 口呼吸は鼻呼吸より浅い呼吸になり、取り入れる酸素量が減る(疲労や倦怠感のもと)
- 口呼吸は口の中の水分が奪われて、歯が乾燥してむし歯や歯肉炎の原因・免疫低下の原因
- 舌が低位になり歯並びにも影響がでる(無呼吸の原因にもつながる)
じゃあ、どうしたらいいの?
一昔前より、携帯やゲームが小さい頃から身近にある現代、、お子さまの表情を見てみてください。
無表情で何だかうつむいて口が開いている・・・顔全体を使って笑うことも、大きなお口を開けて歌うこと、話すこと、またふぅーっとお口をつぼめられないので、お誕生日ケーキのロウソクが吹き消せない子も居るのです。
お顔の筋肉がうまく使えない、舌や唇が思い通りに動かない、、
小さなお子さんにも今日から出来る、お口ストレッチが『あいうべ体操』です!
まず、やって見よう!『あいうべ体操』
(あ) 口を縦に大きく4秒(開口筋)
(い) 口を横に大きく4秒(笑筋)
(う) 口を前に4秒(口輪筋)
(べー) 舌を突き出してのばして4秒(舌筋)
〈効果〉
- 口まわりの筋肉が鍛えられ、お口を閉じる筋肉がつく。口角も上がるね、ニコちゃんマーク!
- 舌に筋力がつき、舌が理想的な位置、上顎につくようになる
- 口まわりだけでなく、首や肩など体操する事で血流を促進。免疫効果アップ!
- 唾液腺が刺激され唾液が多く出る事から、むし歯や口臭予防!
お子さまと一緒にお風呂に入りながら、キラキラ星にのせて『ああ、いい、うう、べー』と歌いながら楽しく続けていく事をおすすめしています。
病気にもむし歯にも負けない、お子さまの笑顔のために・・・タエ小児歯科クリニックからの願いです。
歯科衛生士 徳武