お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その8 乳歯の生え替わり
こんにちは!
歯科衛生士の田口です。
今回は、小児歯科特有の悩みや問題が多い「乳歯の生え替わり」についてです。
「乳歯の生え替わり」について
みなさんご存知の通り乳歯はいずれ永久歯に生え替わります。子供本人にとって、乳歯がグラグラする!大人の歯が生えてくる!ってワクワクするけど、一大事!!
生え替わる時に乳歯がグラグラして自然にポロっと抜け落ちると良いのですが、そろそろかな・・・と思っていてもなかなか抜けないなんて事ありませんか?
グラグラすると、今度は怖くなりあえてそこでは咬まなくなったり・・・。でも多くは、乳歯の根っこが、うまく溶けない(吸収されていない)からです。
実は歯は赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時から準備されています。準備されている歯の元となる卵(歯胚)が生え替わりの時期に向けて成長を続け、永久歯が生える準備ができると乳歯の根っこを溶かしていきます。
ある程度溶けると乳歯がグラグラし始め、やがて抜けていくのです。
そう『永久歯の生える準備ができていないと、乳歯は抜けない』のです。
そしてその手助けとなる一番大切なことは『しっかり咬むこと!!』なのです。 よく咬むことで歯を支えている膜から根っこへ振動が伝わります。それが交換期の乳歯の根っこを溶かす手助けになるのです。
よく咬むことって大切!!
乳歯が抜けるのは、5才前後から中学生になるくらいが一般的です。が人によっては中学生になっても抜けないことがあったり、大人になっても永久歯が生えてこない場合があります。
それにはこんな原因も考えられます。
- 永久歯の成長が遅い(個人差)
- 永久歯の生えるスペース不足
(顎が小さく場所がない) - 先天性欠如(最初から永久歯がない)
なかなか歯が抜けないな、永久歯が生えてこないな…と心配されている方、悩まず一度ご相談くださいね。
歯科衛生士 田口