お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その20 噛む、食べるは“学習”なんです
歯科衛生士の財部です。
今回は口の機能の原点『食べものを食べる』についてです。
人は一生食事をしないと生きていけません。
生まれてすぐの赤ちゃんは「食べるの前の生きる為に母乳を飲んで栄誉を得る」ためになんと、お腹の中で胎生7ヶ月頃から指しゃぶりをし、おっぱいを吸う“学習”をし本能を身につけて生まれてくるのです。
歯が生え始め、家族が食事してるとヨダレが出て興味が出てくる様子でいよいよ離乳食のスタートです。
育児本などでは月齢で離乳食のスタート時期、形、硬さを区切ってますが、よく赤ちゃんのお口のを覗いてくださいね。
ここでお口の中の食器“歯の役割
●前歯(上下4本)
形ある食材を一口サイズにかみ切る
●犬歯(前歯の隣にある尖ったもの)
硬さのある食材をかみ切る
●臼歯(犬歯より後ろにある溝のある歯)
硬さ、大きさのある食材を飲み込めるドロドロになるまで噛み砕く
全ての歯に大切な役割があるのね!
この食器となる“歯”がお口の中に揃ってないと、噛みごたえや、形ある食材ものは当然食べられません。
なので、焦らず歯の生え方に沿って進めましょう。
少しずつ勧めていく過程で唇、舌の使い方も学習しなければ、口が開いたままのクチャクチャ食べや、舌の動きが鈍く飲み込めない!丸呑み、飲み物での流し込みなど問題が起きるのです。
これが“口腔機能発達不全症”と呼ばれるお口の機能の正常な発達問題の原点です。
まずは、お子さまの“あれ?何かおかしい・・”に気付いてください。
お子さまの日常の何気ないしぐさの中に解決のヒントが隠れているのかもしれません。
歯科衛生士 財部